国際結婚子育て交流サークルってどんな会?何してるの?

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突然ですが、今、茅ヶ崎市に外国人が何人いると思いますか。

現在茅ヶ崎市に住む外国人は1,870人。1年に100人のペースで増えています。
約130人にひとりが外国人ということになります。近所や学校で会う機会も増えてきているのではないでしょうか。

さて、今日は「国際結婚子育て交流サークル」をご紹介します。

 

「国際結婚子育て交流サークルって名前長いけど、どんな会?」とタイトルを見た皆さんは思うことでしょう。

これは私が下手な文章でつらつらと書くよりも、代表の思いを聞いたほうがはやい!ということで、代表の佐藤さんに初めたキッカケを聞いてきました。

 

佐藤 育芝(さとう いくし)さん。出身は台湾。2児の母。日本人の旦那さんと結婚して日本に来ました。

壁を感じた、ここには入れないって。

佐藤さんは2011年藤沢から茅ヶ崎に引っ越してきました。

藤沢には台湾人の友達が何人かいましたが、当時まだ生まれたばかりだったお子さんを連れて藤沢までいくのは大変。近くにサークルがあれば、と市役所に問い合わせたそう。

残念ながら「外国人向けのサークル」はなかったため、思いきって地域の育児サークルに行ってみました。

「こんにちは。」と数言挨拶したところで、「外国人が来た。」とその場に少し緊張が走るのを感じたと言います。「壁を感じた、ここには入れないって。」

そこまで聞いて、私は自分がイギリスに留学したときのことを思い出しました。初めての土地で、知り合いがいない不安。言葉が通じない孤独感。人づきあいには自信があったのに、人と話すことが怖くなった経験。それを茅ヶ崎で感じている人たちがいるのだなと。

 

地域の子育てサークルの代表に

さて、佐藤さんがすごいのは、そこで諦めないところ。

「ここには入れない」と思ったサークルに入り、そこで3年ほど活動し、さらに最後の年には代表になったそう。そこでサークルの運営方法を学びました。

そして「在住外国人向けのイベント、活動、サークルをつくってほしい」と茅ヶ崎市にかけ合ったところ、「あなたがつくっては?」という返事をもらい、家から近い松林公民館で会の前身となる子育てサークルを始めます。

ただ、松林公民館では他の地域の人が来るのに遠すぎる、茅ヶ崎に住んでいる外国人みんなが来れる場所にしたいと、IAC(茅ヶ崎市国際交流協会)として駅からほど近いいこりあで開催することになりました。

そこから、佐藤さんの考えに賛同したメンバーや、参加者からスタッフになった有志のメンバーで月に1回活動しています。

サークルも今年で3年目。今でもたくさんの方が来るときもあれば、集まったのはスタッフだけ、、、なんて日も。どうしたらたくさんの人が着やすい場所になるか、日々模索中です。

 

外国にルーツのある人と地域をつなぐ場所に

改めて、サークルを始める前に佐藤さんが困っていたのは何だったのか聞いてみました。答えは「友だちが欲しい、子育ての悩みを相談したい。」というとてもシンプルなもの。

実際に参加者からの質問も「どんな幼稚園がある?どうやって入れる?」「英語が通じる歯医者は?」「日本の離乳食ってどうやってつくるの?」という日本での生活に関連したものがほとんど。

茅ヶ崎に来て、友達もおらず、困った時にどうしたらいいか、誰に聞けばいいのかわからない。そんな人がまず、地域に知り合いをつくり、困りごとを解決できる場を。

佐藤さんは国際結婚子育て交流サークルを「外国にルーツのある人と地域の間にあるもの」と言います。外国の方が突然、地域に入っていくのは難しい。どんな活動があるのか、日本はどんな決まり事があって、どう運営されているのか、全くわからない。だからまずは国際結婚子育て交流サークルに来て、そこから地域に入っていくきっかけになれば、と。

将来的には茅ヶ崎市各地域の公民館やコミュニティセンターでこのサークルが開催されていたらいいなと話していました。

 

いちごのおかゆ

最後にサークルで印象的だったエピソードを紹介させてください。

2019年4月18日、いこりあにて。今回は南アフリカ出身のママからのリクエストで日本の離乳食を紹介しました。メンバーが家でつくってきたサンプルを見せながら、説明。

 

ロシア出身のママにロシアの離乳食を聞いたところ「いちごのおかゆとか~、ばななのおかゆとか~」と。これには日本人一同びっくり。

「え、おかゆにフルーツいれるの!?」

「うん、甘くてあかちゃんがよく食べてくれるの。」

するとフィリピン出身のママが「それってアメリカでもあるよ。離乳食のうちは砂糖、塩、味噌とかの調味料を一切入れないっていう考えがあって、だからフルーツで甘みをつけるの。」

「なるほどね~!いいね、うちでもやってみよう。」

最初はこちらが教えていたはずが、教えてもらう立場に。

佐藤さんはお子さんの6ヶ月検診で日本の離乳食について質問をした際に「ここは日本だから日本のやり方でやってください。」と言われたことがあったそう。

「ここでは違いを否定せず、いいね~って。お互いに情報交換して学び合う。そういうのがいいと思う。」

 

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冒頭でもお伝えしたように、現在茅ヶ崎市に住む外国人は1,870人。これからも増えていくことが予想されています。

上でのおかゆの例のように、自分では思いつかないようなアイディアを持った人が近くにいると思うと、少しわくわくしませんか。

国籍に関係なくみんなが楽しく暮らせるように。

会の趣旨がわかりやすいよう「国際結婚子育て交流サークル」としていますが、結婚、子育てをしていなくても、大歓迎です。またこちらの記事を読んで関わりたいと思ってくれた方はぜひ一度サークルに遊びに来てください。

また、お近くに外国の方がいたら、このサークルのことを伝えてもらえたら嬉しいです。

プロジェクト名 国際結婚・子育てサークル
始動年 2017年
代表者 佐藤育氏さん・IAC
ホームページ・SNS

Facebook:https://www.facebook.com/MCRcircle/

小倉奈緒子

千葉県出身。海の近くに住みたくて、3年前に都内から茅ヶ崎へ移住。築年数不明と言われた古家をリノベーションしつつ暮らしている。4歳と2歳の男子の母。海、里山、街、特にここに住む人に魅力を感じ、住めば住むほど茅ヶ崎が好きになる。これから自分も子どもも育っていくこの街で、みんなのいろんなタクラミが見られるのを楽しみにしています。